けものフレンズ 考察/評価/感想:ダークホース。平和な冒険ストーリーと得体の知れない世界観が魅力。

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けものフレンズ、自分も見てます。今期前から、まったくのノーマークアニメでした。1話みたときは、ちょっと退屈でCGのクオリティも気になるイマイチな印象でしたが、見るうちにどんどんひきこまれてしまい、5話まで見ちゃってます。今期のダークホースですね。

ただ主人公のかばんちゃんと、サーバルキャットの擬人化キャラ(?)のサーバルちゃんの、平和でやや単調な冒険が描かれるだけの、NHKの子供向けアニメみたいなもの・・・のようにみえますが、何か闇がありそうで得体の知れない世界観がどこか感じられます。

それはやはり、「人間が登場せず、文明が滅びた後のような世界」が描かれているからでしょうね。セルリアンという危険生物の存在、運転席と客席が裂かれて動かなくなったバス、廃れたテーマパークのモノクロ写真が流れる不穏なエンディング・・・などなど「何かただならぬことがあったな!?」と思わずにはいられないです。

そんな終末観を感じる中での、かばんちゃんとサーバルちゃん達の微笑ましい冒険活劇の温度差が、なにか不気味な心地よさを感じるのです。バンドリ!を見ていて感じるギャップ とはまた違ういい意味でのギャップでしょうか。


この感覚は、「魔法少女まどか☆マギカ」のような、「可愛い萌え」と「血生臭いシリアス」が同居しているあのギャップ感に似ている気がします。まどか、さやか、マミさんのような可愛らしいキャラたちの日常と、どこか胡散臭いQBと謎めいた少女暁美ほむらがみせる不穏な空気、そして明かされる残酷な魔法少女の運命・・・

けものフレンズも、まどマギのような上げて落としたり、衝撃の真実が明かされるような超展開が今後待っているのかは分かりませんが、どうなんでしょうね。

カギはやはり、かばんちゃんでしょうか。記憶喪失という設定と、他のフレンズと違う(フレンズじゃなくて、世界で一人の人間?)特質を持っていたりと、ただならぬ事情持っていそうです。かばんちゃんの正体が明かされたとき、何か衝撃の事実が明かされそうな気がします・・・


けものフレンズ、今後も注目していきたいと思います。最後に余談ですが、毎度パートの合間に入る飼育員さんの動物解説が斬新な演出で、いい味出してますよね~w

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